liquid universe

「Je veux dormir pour toujours.」

22

いろいろな所に"自分"を設けるとね、
広がっていくとか、大きくなっていくっていうより、
どんどん分裂していってる感じがする

熱し易く冷め易いから、
たくさん手を出しても、大成せず、
ひとつひとつさらにバラバラになっていく感じ

この"感じ"の名前を、あたしは知らない
もう随分と昔から、こっそり、味わっていたと思う

この分裂していく感じ
解離していく感覚
曖昧にもやもやと絡み合ってたものが、意識した途端、バラバラに飛び散っていく この、感じ

それは、あたしと人、かもしれないし
あたしと物 とか、記憶と言動 とか、かもしれない。
自分にベクトルを向けるほど、意識が遠くに伸びていく気がした。
子供の頃の帰り道、友達との会話より、犬の気持ちに興味があった。
"自分"だと意識している部分が、少しだけ残りを置いて、いろんな方向に分かれていく感覚。
大人になっても、状況も内容も違うけど、ある。
人の意見や考え方の両極端に「どっちもアリ。どっちの気持ちもわかる」と思い始めると、もうダメ。
統一感の無い自分に、だんだん、だんだん参ってくる。

点在する自分が愛しいわけでないなら、
そもそも辞めるべきでしょう
散らかすのは得意で、纏めるのは苦手

日常の会話から、普段の思考から、
言い訳を見つけては、「でも」を繰り返していて、
相反するものを持ち寄る度、引き合わせられる度、
それぞれに頷いて、わかったふりをしている

どれも嘘ついてるつもりなんかない、というと、
どれも本当じゃないのでは?という指摘。
まったく、その通り、だと思う。
とにかく素直になったら、ますますバラバラになるばかりだ。

この先、あたしはこの感じの名前を知るだろうか。
あっちこっち行って、時々、自分で収拾つかなくなる気持ちもあるの。
ペリペリと剥がれていく感覚や、散らばっていく感覚も。
そうして本体はひとつなのに、どこかひとつじゃないような...
これは、終わらせられるものなのかすら、わからない
他人事みたいな、自分事。

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